iMac (Early ’08)にWindows7をインストールしてみました

Mac使いになり3年ほどが経過。いろいろとやっぱりWindowsがないと困ることもあるので、ようやく一念発起してWindows7のリテール版を購入してBoot Campでインストールしました。

エディションはHome Premium。Professionalにするほど家でWindowsを使わないのとHomeがやっぱり安いから。値段という意味ではリテール版じゃなくてDSP版を買っても良かったのですが、のちのち他のPCに移行するかもしれないのとリテール版は32bit版と64bit版の2枚のDVDが入っていて好きな方をインストールできるのでリテール版を選択しました。

以下、インストール時のメモ。

Boot Campアシスタントでパーティションをわける

早速Bootcampアシスタントを起動して作業を始めます。まずはWindows用のパーティション作成から。

以前HDDを換装して1TB化されている我が家のiMac。それに対してWindows7をインストールするのに必要な容量は10GB。まだまだ600GBくらい空き容量があるのでパーティション分けは簡単かと思ったのですが、なんとパーティション作れず・・・。いきなり壁にぶちあたる。

「一度HDDの中身を消去しろ。そしてOSXをクリーンインストールして、バックアップから復元しろ」と言われる。Windowsと違ってMacのファイルシステムはファイルをHDDのあちこちに書きこむらしく、たった数十GBの連続した領域を確保することもできなかったらしいです。

というわけで、Snow LeopardのDVDからMacを起動してディスクユーティリティでHDDの中身を消去。そしてOSを再インストール。バックアップからの復元は、ほったらかしで寝てたから分かりませんが5〜6時間はかかった模様。(有線LANでつなげたTime Capsuleから復元しました)

以上の処理を経て、ようやくWindows用のパーティション作成に成功。ここまでですでに疲弊orz

▼パーティションの作成。結局64GBを割当てた。

ようやくWindowsのインストールに着手。

パーティション分けを終えると、いよいよWindowsのインストール。iMac(2008 Early)は64bit版に対応していないようなので、Windows7の32bit版のDVDを挿入していざインストールへ。

と、ディスクを入れてもWindows7のインストール画面にならない・・・。

真っ黒い画面の左上にカーソルが点滅しているだけで、全然進まない。

ここで苦労すること数時間。結局いろいろとWebで情報を漁った結果、以下をやるだけやったらなぜか解決。

  • OSXのソフトウェアアップデートを全て行う
  • Bootcampアシスタントからではなく、Windows7のディスクを入れた状態でコンピュータを再起動。このときOptionボタンを押しながら。
  • すると起動ディスクを選ぶように促されるので、WindowsのDVDを選択。起動時にキーボードで’c’を押しながら起動

たぶん、決め手になったのは最後の’c’かなと思われる。

ともあれ、これでこのあと順調にインストールまで終了。

Bootcamp 3.0と3.1をインストール(Windows上)

Windowsが無事に起動したら、次にやるのはBootcamp3.0と3.1のインストール。

Snow Leopardのディスクを入れてインストールします。そのあとAppleのサポートサイトから.exe形式のBootcamp3.1をダウンロードしてこちらもインストール。これでMacのハードウェアがWindows上でいろいろと動いてくれます。たとえば、液晶の輝度調整とか。これ重要。

VMWareからBootcampのWindowsを起動する

これはおまけですね。

以前購入して試していたVMWare Fusion。当時の感想では仮想マシンのパフォーマンスは満足いくものではなかったので、あまり使ってませんでした。ただ、MacをシャットダウンせずにゲストOSを使えるというのは大きな利点。

実は、VMWareではこれのいいとこ取りができるのでした!仮想マシンの弱点をデュアルブート(Bootcamp)で補いつつ、ちょっとWindowsを使いたい時にはMacを起動したままWindowsを起動する

設定も難しいことは特になく、VMWareを起動するとBootcamp領域内のWindowsを自動的に認識してくれます。初回の起動時だけVMtoolsのインストールなどで少し時間を食いますが、あとはスーパー便利。

▼VMWareに認識されているBootcampのWindows。VistaになっているのはVMWareが古いから。

もちろん、VMWareのみにWindowsをインストールする時と比べてデメリットはあります。VMWareは純粋なゲストOSであれば、ゲストOSをサスペンドした状態でホストOS(Mac)をシャットダウンすることができますが、Bootcamp領域のOSはそういうことができません。考えれば当たり前の話なのですが、ここだけは理解しておく必要があります。

最後に

我が家のiMac(Early 2008, メモリ増設済み)だと、BootcampでインストールしたWindow7もサクサク動きます。ストレスはほとんどないです。ちょっとOffice文書を触りたいとかWindowsしか対応してない周辺機器を使いたいとかには十分便利な環境ができたなと思います。

Windowsが高いのが玉にきずですが、ひとつリテール版のライセンスがあれば、アップグレードライセンスを購入することで今後のOSにもキャッチアップできていいんじゃないでしょうか。とApple信者らしからぬことを言ってみたり。

iMac (Early ’08)にWindows7をインストールしてみました」への10件のフィードバック

  1. ピンバック: iPhone D’s Focus【20110526版】〜 iPhone4S が WWDC で発表されるとか!? | 覚醒する? @CDiP

  2. ひめ

    MacBook Air(Early 2008)でWindows7 x64のインストールディスクが起動しないの解決→USBDVDにディスク入れて接続してOptionを押しながら起動、Cキーを押しながらWindowsディスクを選択 http://t.co/8rknBeGG

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