VMWare Fusion2をLion(OSX 10.7)でも使えるように設定した話。

LionにUpdateしてからVMWare Fusion2が使えなくて困ってました。

▼VMWare Fusion2をLionで起動したときのError
vmware_error

今思えば出てくるエラーメッセージを良く読めば対処法はすぐわかる話だったんですけど。
長いこと「まぁいっかぁ」と諦めて放っておいたんですよね。

でもやっぱりいろいろと不便でした。

ということで、手を打つことに。

Mountain Lionがリリースされる前に新しいFusionやParallelsを買うのは気が引けるので、現状のFusionや無償で手に入るVirtualBoxでなんとかすることを考えました。

我が家の環境(Before)

  • MacOSXバージョン:Lion 10.7.3
  • iMac Early 2008にメモリとHDDを増設したマシンを使用
  • BootCampを使用。
  • Windows7 (Home Premium Editoin)をインストール
  • 基本はVMWare Fusion2からBootCampパーティションのWindowsを起動。→Lionインストール後は使えず。Lionでもこの機能を使いたい。(過去記事紹介:iMac (Early ’08)にWindows7をインストールしてみました
  • マシンパワーが必要な作業のみBootCampからWindows7を起動。→Lionにインストール後は些細な作業も常にこれで起動することに。

VMWare Fusionを使うのは、基本的にBootCamp領域のWindowsをOSX上から起動するため。BootCampでWindowsのちょっとしたアプリケーションを使うためにコンピュータ本体を再起動するのは面倒ですからね。

VirtualBoxでBootCampにアクセスする

これは少し調べてみましたが敷居が高そうだったのでやめましたw
こちらのブログに詳しく載ってました。

VMWareのErrorに対処

VirtualBoxを早々に諦めたからには、VMWareでなんとかしなきゃなりません。

VMWareのLion起動時にVMWareで発生するエラーは、要は「64bit版のOSが稼働しているけど、僕は32bitじゃないと動かないよ。使いたかったら32bitのOSで使ってね。」ってこと。ここでわたしが勘違いしていたのは、Lionは純粋な64-bit OSで32bitじゃ動かないって思い込んでいたことでした。

で、調べてみるとLionを32bitで起動する方法があるんですね。

Mac OS X v10.6:32 ビットまたは 64 ビットカーネルで起動する

Mac OS X v10.6 Snow Leopard では 64 ビットカーネルを内蔵しています。64 ビットカーネルをサポートしているハードウェアで、Mac を起動するのに新しい 64 ビットカーネルを使うか、または以前の 32 ビットカーネルを使うかを選択できます。

このサポートページではSnow Leopardのことを言ってますが、Lionも32bitで起動できました。これでFusionを立ち上げると・・・。

問題なし!

・・・の予定でしたが、次の問題が発生。

Fusion2が認識しなくなったBootCamp領域のOSを再度認識させる。

スクリーンショットを取り忘れましたが、久しぶりにFusionを起動したらBootCamp領域のOSが認識されなくなくなってました。

エラーはこんなメッセージ。

ディスクの作成後に物理ディスクのパーティションテーブルが変更されています。この物理ディスクを仮想マシンから一旦削除して、再度追加してください

というわけで、言われた通りに仮想マシンを一旦削除します。

仮想マシン一覧でBootCampパーティションを右クリックして、削除を選択・・・。
のつもりが「削除」メニューがDisableされている!

▼BootCampパーティションの仮想マシンを削除できないorz
vmware_bootcamp_delete

論理的に認識しているだけだから、その情報さえ消せばなんとかなるはず。と思って見つけたのがこちらのブログ。これでBootCampの情報を保持しているフォルダを削除完了。

コマンドラインから

%> rm -rf /Users/ユーザー名/Library/Application\ Support/VMware\ Fusion/Virtual\ Machines/Boot\ Camp

-rf オプション付けてるから、誤って他のディレクトリを消さないようにw

Fusion2を再び起動して完了

Fusion2を再起動するとBootCampパーティションがまた勝手に認識されて無事に起動完了。晴れてWindows7をLion上から使える環境が復活したのでした。

補足

32bitでLionを起動するデメリット

32bit版Lionを使用する上で気をつけることがあります。それはメモリの認識です。32bit OSでは、4G以上のメモリを認識できません。僕の場合は3G(中途半端(^ω^;))しか積んでないので問題ないですが、たくさん搭載している人はお気をつけて。その他、64bit版ならではのメリットもおそらくあるでしょう。32bitで使用するとそのメリットを享受できませんのであしからず。

64bit版 OSXで特定アプリケーションを32bitで使う

ちなみに、上記のAppleサポートサイトにあるように、アプリケーションを個別に32bit指定する方法もあります。
ただし、これは64bitネイティブアプリケーション限定の話のようです。VMWare Fusion2についてはこの方法は使えませんでした。

たまにブルー画面で落ちるorz

しばらく使ってみましたが完全復活とは言えないかも。USBデバイスなどを使うとたまに落ちるようです。まぁホストOSは生きてるのでゲストOSを立ち上げ直すだけですが。とりあえずこれで凌いで、Paralles DesktopVMware FusionがMountain Lionに正式対応したら買い替えすることにします。

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