英文メールを書くときに、あまり自信のない表現を使うことがたまにあります。相手との間で誤解の原因になるのでできれば避けたい事態なのですが、つい背伸びして新しい言葉を使ってみたくなることはありませんか(笑)
こういう時によくやるのが、いくつか文章の一部分をGoogleの検索フォームにつっこんでみて検索ヒット数を比較するという確認方法です。検索ヒット数が比較的少なければあまり使わない言い回しなんだなーという目安にすることができます。例えば、”I would appreiciate it if you could”みたいにダブルクオーテーションで括って検索します。
ただし、デフォルトで検索すると日本語のサイトが上位にヒットすることが多いので、検索オプションから対象言語を「英語」、対象地域を「アメリカ合衆国」に設定してノイズを取り除かないといけませんし、それでも海外サーバーの日本語サイトがひっかかったりもするので「これって大丈夫なんだろうか。」という心配が拭えないこともあります。
そこで役に立つのが、Altavistaです。
日向清人さんの「ビジネス英語雑記帳」でこういうふうに紹介されていました。
greatest security を冠詞抜きの単体として使う例が世にどれほどあるのかという問題になります。そこで、用例数をチェックするときに、Googleのような変なバグがない、 www.altavista.com で調べたところ、こういう結果でした。
provide greatest security 558
provide the greatest security 1,110
provide least security 1
provide the least security 69
このことから、greatest security という言い方をする場合、定冠詞入りが一般だけれど、定冠詞抜きの言い方もひとつの言い方として市民権を得ていると言え、このことは、the least と least の組み合わせと対比するといっそうはっきりしていると言えそうです。
さっきの例の続きで、”I would appreciate it if you could”のitを抜く用例がどれくらいあるか調べてみると・・・。
「itがないのも一般的に使うんだなー」とかそういう判断ができます。変な日本語サイトの検索結果が一切混ざらないかはわかりませんが、専門家が上記のように使っているという点で参考になるのではないでしょうか。
というわけで日々の英文作成に悩んだら、一度お試しあれ!
ブログ更新しました。- 英文用例の確認にいい検索エンジンAltavista http://bit.ly/bnqJ5T