家計簿アプリiComptaで家計を一元管理する。夫婦でつかいこなす方法。

iPhoneとMacで同期できる家計簿ソフトの「iCompta」。かなり便利なのでついに夫婦で使うことにしました。このエントリではふたりでひとつの家計データを使用するために考慮したことと設定方法をメモします。

我が家の家計の状況

導入前後で変えない大前提。我が家のお金の流れはこんな感じです。

共働き。
それぞれが複数の銀行口座を持つ
基本的に僕（夫）の預金口座から光熱費、通信費などが引き落とされる
日常の出費はそれぞれの預金口座から出費（現金、クレジットカード払い）
メインの貯金は奥さん名義の預金口座にあり(^ω^;)

iCompta導入前の悩み

下記が奥さんとの共通の認識でした。これらを解決することが目的！

いったい総額でいくらあるの？: 基本的に貯金はひとつの口座に集約させようとしていますが、運転資金的に全ての口座に常時お金が入っています。そのため、全ての預金口座に合計でいくらあるのかすぐにわからない状態です。それから、クレジットカードの未払いもいくら残っているかわからない。
予算管理がうまくいかない: 例えば食費。普段、食材は奥さんがスーパーで調達。でも「帰りにお米買ってきて」とか言われて出費しているうちに、どちらがいくら負担したかすぐにわからない。⇒結局合計いくら使ったの？あといくら使えるの？となる⇒欲しいものが素直に買えない
お金がない（ぇ: ええ、そうですよ。なんとかしたい。

iCompta導入によるメリット

iComptaをまず僕一人で導入してみて、以下のようなことが可能であることを確認しました。で、家計全体を管理するのにも使えると確信。

総額の把握: とにかく全ての口座をiComptaに登録しておくと・・・、預金はプラスの値、カードの支払い残はマイナスの値で表示されて、それらの合計が一家の資産総額になる。
予算管理: どちらが支払いをしても共通の費目(Category）を割り当てると・・・、僕が現金で払っても、奥さんがカードで支払っても、どの予算からいくら使ったかが一目瞭然に。

そもそも面倒じゃないの？

メリットはわかるが、そもそも面倒じゃないのかと思われるでしょう。・・・正直に言うと最初は面倒です（汗）裏を返せば最初が肝心でそれ次第で如何様にもなる。家計簿が続かない原因はなんといっても、入力が面倒でどんどんレシートがたまること。なので、これにあらかじめ対処しておきます。

入力する内容を最大限に減らすこと⇒入力の自動化
お金を使ったその場で入力可能にしておく⇒iPhone/iPod touchで入力する。

iComptaでの設定

基本的な設定

まずは以前のエントリーのようにひとりで使用するにも必要となる設定をします。特に自動化の設定が肝心。

全ての口座を登録する
費目(Category)を作る（予算管理をイメージ）
予算(Budget)を作る
入力の自動化を徹底する
- 各口座の電子明細を取り込めることを確認する（金融機関からOFX/CSVを取得する）
- Ruleを作成（費目の割当など）

夫婦で使うための設定

上の設定が終われば、最初のハードルはほぼ超えています！あとは夫婦で使う為の設定を行いましょう。

それぞれの名前を登録: まずPeopleに夫婦の名前を登録します。
口座の所有者を設定
予算にそれぞれが所有する口座を割り当てる: 予算(Budget)の設定でお金の出元となる口座(account)を設定します。それぞれが所有する「◯◯の財布」や「楽天カード」といった口座(account)を設定します。これで誰が支払いをしても予算を逸脱していないか管理できる。言葉では説明が難しいので図にしてみました。

▼予算(Budget)に関連するカテゴリ(Category)、口座(Account)、所有者(Owner)の関係

▼アカウントをグループ分けして奥さんのアカウントだけ開いている状態

実際の運用

夫婦での導入時に心配だった点。

複数のiPhoneがひとつのMacと同期できるの？: できます。iPadも使えます。ただしDropbox経由の同期は未確認。
奥さんがiComptaを使える？: 入力項目が多いですが、「コレとコレだけ入れればいい」ということをはっきりさせておきます。あとは自動入力に頼る。

最後に

そもそも、予算ってどうやって考えてるの？

こう疑問を持つ人もいるでしょう。iCompta導入も大事ですが、守るべき理由がない予算は決して守られないんじゃないかな。だいぶ偉そうなことを言ってますが(^^;

以前も書きましたが、我が家では明るい家族計画（笑）にもとづく教育資金と老後にいくら必要かを全て線引きしてます。（こちらはGoogle Documentで管理）そこから毎年必要な貯蓄を算出し、それを達成する為の毎月の予算にブレイクダウン。余剰資金は楽しく使いたいからきっちり管理してます（するように心がけてるけど・・・なかなか）。

同過去記事でも紹介した僕が大事にしている言葉があります。