投稿者「macj」のアーカイブ

iPhoneでジョギング[3] アプリ編(2) iMapMyRun

iMapMyRun_iTunes.png
(クリックするとiTunesが起動します)

iPhoneを利用したGPSトラッキングのアプリ比較第2弾です。

前回記事は、こちら。(RunKeeper Free)

iPhoneでジョギング[2] アプリ編(1) RunKeeper Free

今回は、iMapMyRunを試してみました。土曜日の炎天下に走ってちょっとグロッキーになりながら、Garminと同時起動して比較してきました。

<機能面>
今回は前回記事と違って、機能面から紹介します。というのは、致命的だと思えることが1点あったからです。それは、記録のサーバーへのuploadがネットワークエラーでなかなか行えなかった点です。

このiMapMyRunもRunKeeperと同様に独自のデータ管理サービスを持っていますが、そのサービスへのデータの保存がネットワークエラーでなかなかつながらないのです。
最初3Gでやっているせいかと思ってWiFiでも試しましたが、待てど暮らせどつながりません。結局、次の日の夜に「これを最後にあきらめよう」と思って試してみたら、uploadできました。これでは、毎日走りたい方などデータを即uploadする必要がある方にはお勧めできません。

▼サーバーに接続できないエラー
IMG_0160.PNG

▼やっとセーブできたー。なぜかWorkoutの所用時間が加算され続けているらしく、画面の奥にうっすら見える、Average Paceが異常に遅くなってます。1kmあたり545分って・・・・。
IMG_0161.PNG

▼画面ロック。しばらく操作をしないと、画面がオフします(暗くなります)。オフ状態でタップすると、下の画面がでてきます。解錠マークをタップすると通常の操作画面に戻り、ステータス(走行距離、時間、ペース)を確認することができます。走り始めにこれがわからず苦労しました。(画面が暗くなったらホームボタンを押したくなりますよね、ふつう)

IMG_0159.PNG

<精度面>

走行距離の測定結果はこのようになりました。

   Garmin Forerunner iMapMyRun(参考記録) 
距離   3.90 km 3.68 km 

参考記録となったのは、走っている途中画面ロック周りの操作がわからず、2度測定を止めてしまったからです。止めてしまったことによる誤差は100メートル未満と推測しています。(上記はそれを考慮していない生の記録です)

▼前回と同じコースの軌跡。iMapRunFunGarmin。Garminが頑張っているように見えます。
iMapMyRun_2.png

▼記録上の鬼門。高架下を通過するポイント。両者とも乱れまくりですが、iMapMyRunが異常にショートカットしています。距離が短めに出たのはこのせいがありそうです。

iMapMyRun_3.png

肝心のデータ保存が危険にさらされて、他の機能面の評価もなおざりな感じでしたが、精度面でもRunKeeperのほうが良さげと言う結果でした。同じ無料アプリならば今のところRunKeeperがオススメです。

最近とっても間が悪い生活

このブログも不定期ながらも(毎日更新が目標w)、開始から半年が経過しました。ブログタイトル通りiPhone関連の話題を中心にupしてますが、最近どうも間が悪い。自らの情報収集力に疑問を感じる日々です。今日はそんな中から記事が間が悪かった事件を3つお届けします。

(1) RSSリーダーお試し中[5] RSS flash gがアップデート(v1.6.1)

痛恨の極みです。RSS flash gのアップデート紹介記事を昨日書いたのですが、なんと今日v1.7がリリースされてしまいました。しかも「Instapaperに対応したらいいじゃね」みたいな偉そうなことを書いてたら、v1.7でばっちり対応!気恥ずかしくなるくらい間が悪い記事を書いてしまいました。Twitterにて作者様に間が悪くてすみませんと平謝り(汗)(すみません!willwayさん!)

(2) BluetoothヘッドフォンをヤフオクでGET

先日わたしが購入したヘッドフォン・モトローラのS9は対応している規格がBluetooth2.0なのですが、「買うならBluetooth2.1+EDRが良い、全然音切れしない!」と力説している記事がよそ様でupされてました。(via iphoooneさん)がーん。まだ品物も届いてません。

(追記)そもそもiPhone 3Gはハードウェアが2.0+EDRしか対応してないみたいですね。結果オーライ。2.1+EDRは3GSからだそうです。

(3) iPhoneでジョギング[2] アプリ編(1) RunKeeper Free

こちらはiPhoneのGPSを活用したアプリとアスリート用ガジェットGarmin Forerunner 305の精度比較をした記事。(私はアスリートじゃないです)同じようにGarminのガジェットとiPhoneアプリの精度比較をした記事がupされていました。(via iphoooneさん)そちらではiPhoneアプリの方が精度が良かったという結果になった模様です。比較されたアプリやガジェット、環境が全く違うのでなんとも判断付け辛いですが、もっと早くまとめとけば比較してもらえたかなーと思ったのでした。また追々他のアプリとの比較もやって行こうと思います。

Google Earthで月面旅行

iPhoneとは関係のない話題をひとつ。

昨日は人類月面着陸40周年の日でした。普段はiPhoneでアプリだどうだと日頃のたまっていますが、携帯電話なんか影も形もなかった今から40年も前に月に人類が降り立ったこと自体がよくやれたなーと思わずにいられません。

さて、今日22日の午前11時には日食を控えてますし、広大な宇宙と人類の歴史に物思いをはせる(?)一日だったのですが、このたびの40周年を記念してGoogle Earthが月面旅行に対応したそうです。

NASAの協力のもと、当時の月面活動用の乗り物の3Dモデルなんかも見ることができます。ちなみにiPhone版ではサポートされていません。

▼月を選択。(火星があったことも知らなかった!)
googleearth_moon.png

▼Apollo11が着陸したポイント付近。星条旗が立ってます。
googleearth_apollo11.png

科学大好き少年のみなさんはぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

最後にひとつ気になったことがひとつありました。Google Earthの月面にはいろんな国の国旗(ソ連、EU、日本、インド、中国)が印としてたてられています。これはいろんな国が月面着陸(有人、無人問わず)をなし得たという記録でしょうか。科学技術の進歩を考えれば、いささか不思議でもないのですが、某国に対してほんとか?!と疑ってしまう僕はひねくれ者なのでしょうかね~。

RSSリーダーお試し中[5] RSS flash gがアップデート(v1.6.1)

Google Readerとの同期機能を持つ、和製RSSリーダー期待の星、RSS flash gがupdateされていたので試してみました。RSS flash gはその高機能、細かなカスタマイズ要素に海外からも高い評価を得ていて、先日Bylineを購入する前は私もメインで使っていました。

今回のバージョンアップでは高速化と細かなオプションや機能追加が主でした。

RSSflashg1.6.1_update.png

早速使ってみたところ、確かに早くなっているようです。体感できました。(もっとも元々遅い方でもなかったのですが)

細かい機能追加では、「次のアイテム」というリンクが記事に追加されました。これをタップすることで、アイテム一覧に戻らなくても次の記事に移動できるようになりました。細かな話ですが、手数をかけず次々と記事が読めるようになるのはよいことです。

▼「次のアイテム」リンク

IMG_0156.PNG

さて、今回のバージョンからなのかどうか不明なのですが、バグを発見してしまいました。Known Bugなのでしょうか、フォルダ表示画面で「すべてのアイテム」というフォルダが増殖してしまいます。その結果、共有とスターのアイコンが普通のフォルダになってしまって視認性が低下してしまってます。これはおしい。

▼バグ。「すべてのアイテム」フォルダが増殖し、アイコン(スター、共有)がずれてます。
IMG_0155.PNG

最後に、Bylineと改めて比較した議論をすると、高機能でいろんなメリットがあるのですが、改めてBylineのキャッシュの良さに気付いたと言わざるを得ません。アップデートで高速化した部分もBylineのキャッシュ機能の前では効果が見えづらいようです。

ただ、多機能を取るか、高速閲覧を取るかは、好みなのでアプリの良し悪しとは違う議論ですね。

しばらくはByline生活が続きそうです。

追伸:
ふと、最近hiro45jpさんがもり立てているTwitterクライアント、SimplyTweet Lite Twitter clientSimplyTweetを使ってみて、僕の中で急激にInstapaperが気になり出しました。RSS/Twitterの未読管理が、目下の課題なのです。というわけで、RSS flash gが対応!なんてことになったら、大きく勢力図を塗り替えるかもしれません・・・。勝手なこと言ってすみません、作者様m(_ _)m

iPhoneでジョギング[2] アプリ編(1) RunKeeper Free

RunKeeper_iTunes.png
(クリックするとiTunesが起動します)

最近、ジョギングを再開させて、すっかりジョギングのお伴にiPhoneを連れて行っています。今まではただのiPodとして連れていた訳ですが、試してみたいことがありました。GPS機能を使った走行ログの記録です。昨年あたりからのマラソンブームで、ケータイでもCMなどでおなじみの機能ですね。iPhoneでは下記のようなアプリが有名どころのようです。

  • RunKeeper(1200円;無料版あり)
  • Distance Meter(350円)
  • iMapMyRun(無料)
  • rubiTrack(1200円 or ライト版115円;Twitterで@wigglingさんに教えて頂きました)

今日はこの中のひとつ、RunKeeperの無料版を試してみました。無料版の制限は特にないようで広告が表示されるだけのようです(iTunes上はよくわかりませんでした)。

<精度面>

手持ちのGPSロガー「Garmin Forerunner 305」と同時に使用してその精度を検証してみました。

まずはトータルの計測結果から。

  RunKeeper   Forerunner 305
距離   3.78km  3.92km

RunKeeperがかなり短めに出ています。これは位置情報測定ポイント数が少ない為だと予想されます。

次に、Google Earth上で両者のパスを比較してみました。RunKeeperForerunnerです。両者が同じパスを通っているのが理想ですが、常にお互いに数mずれています。RunKeeperもなかなか頑張っていますが、Forerunnerの方がほぼ道の上に載っているのに対して、赤のRunKeeperは時折道からはずれています。さらに上記のようにわずかながらForerunnerの方が記録点数が多いように見えます。ちなみに天候は曇りです。

GoogleEarth_GPStracks.png

というわけで、精度の面では、GPSそのものの精度と測定ポイント数が鍵を握ることがわかります。

GPSそのものの精度については、iPhone搭載のGPSそのものの問題でしょう。RunKeeperではできるだけ精度よく測定する為に、WifiをOffにして使用することを勧めています。(周波数帯って一緒だっけか。)ちなみに、わたしが走っているのは下町の住宅密集地帯、さらには鉄道の高架近くとGPSの電波があまりよくない地点のため、Forerunnerも起動時の位置捕捉にいつも5分くらい要しています。そんなForerunnerが苦戦している隣でRunKeeper君は早々に準備OKとなり「Good」って表示してくれていたのですが、結果はこのような差となって現れたようです。

▼RunKeeperのGPS信号補足状況
IMG_0153.JPG

測定ポイント数については、RunKeeper内にそれらしき設定項目"GPS filter"というものがあります。iTunes上の説明ではmidiumに設定して下さいと書いてあります。Highにすると、正確だと判断されたポイントのみを記録として採用するらしく、上記のGPSの精度を上げる方向に働きますが、ポイント数は減ることになります。Noneにすると一切フィルタしない為、ポイント数が増える方向に働きますが、今度はノイズに弱いということになります。変更することで改善が見込めるかもしれませんが、検証の為にはまた走らなきゃいけません('Д`;)そのうち見てみましょう。

<RunKeeperの機能面>

その他、RunKeeperの機能面を見て行きます。

RunKeeperでは、起動時にE-mailアドレスとパスワードを入力することで、自動的にRunKeeper独自のWebサービスへ登録され、測定終了後にログがそちらへ送信されるようになります。

▼設定画面
IMG_0149.PNG

▼サーバーに保存されたワークアウトはwebから閲覧することができます。
◯ログイン
RunKeeper_web.png

◯ワークアウト表示画面;他のGPSログ管理ツール用にGPX形式を、Google Earth用にkml形式をExportすることも可能。
RunKeeper_web2.png

走行中は、下のような画面でリアルタイムに大きな画面で情報を見ることができます。StopとPauseボタンにうっかり触れて計測を止めてしまいそうです。そのため、iPhoneのスリープボタンを押してロックしてもいいと取説が言ってますが、試してません。

▼走行中の画面。(非常にゆっくり走ってますが、つっこみなしの方向で)
IMG_0152.PNG

走り終えると、この記録を破棄するか(Discard)、サーバーへ送るかを聞いてきます。 サーバーへ送れば完了です。上記のようにwebでデータを見ることができます。

<まとめ>

  • 精度面はわずかながら専用ツールには劣りますが、誤差は10%未満(対Garmin Forerunner 305)
  • 専用Webサービスで、データの管理が可能。また、他のGPSログ管理ツール用にGPXやkmlでデータをexport可能
  • 無料!(有料版は1200円で広告無しだけ?)Garmin 305は4万円くらいするのでコストパフォーマンスは十分。
  • これにBluetoothか何かで心拍計がつくとGarminを代替しうるかも。

以上です。

今日も走りながらゆらゆら揺れるイヤフォンのケーブルを見て、早くBluetoothヘッドフォンが届かないかなーと思うジョグでした。