Bylineのキャッシュ機能を活用し始めて、RSSフィードを処理するスピードが格段に上がりました。BylineにはGoogle Readerの機能の一つであるスター(TwitterでいうFavoriteみたいなもの)を付けるとwebページを内部にキャッシュしてくれる機能があります(設定次第)。web版の元記事を見たいアイテムは片っ端からスターをつけてキャッシュさせることで「記事一覧→部分表示→内蔵ブラウザで表示」という流れを繰り返すの中で都度発生する、webアクセスの待ち時間を排除することに成功しました。
以下、詳しく紹介します。
Bylineには2種類のキャッシュ機能があります。
- フィードのキャッシュ
- webのキャッシュ
フィードのキャッシュとは、内部にフィード配信されてきた内容をデフォルトでキャッシュする機能で、私が知る限り全てのiPhone用RSSリーダーネイティブアプリはフィードをキャッシュします。キャッシュしているため、全文配信RSSの場合はそれだけで内容を全て閲覧することができます。よほどでない限り全文配信のRSSからweb版にアクセスする必要は生じず、優秀なRSSリーダーであればさくさく記事の閲覧を進めることができます。
webのキャッシュとは、RSS配信されてきた内容のもととなるwebをキャッシュする機能です。この機能がBylineの真骨頂です。webキャッシュできない他のRSSリーダーでは、web版にアクセスしたい場合はフィードのアイテムから、内蔵ブラウザで開くために3GまたはWifiでネットにアクセスして元記事をダウンロードする必要があります。控えめに見積もっても、3G回線だと、記事のダウンロード時間が閲覧時間の1/3は占めているため、これがRSS消化の邪魔をします。この体感的な待ち時間は部分配信のフィードを多数購読されている方はよくおわかりになると思います。
▼キャッシュの設定
というわけでwebキャッシュ機能を活用して、わたしは全文配信でないフィードはタイトルや部分配信された内容を見て気になれば、すぐにスターをつけてキャッシュさせて、かつ、既読にして次のアイテムに移ります。フォルダ中の未読がなくなるまでその作業を繰り返します。そうすることでフォルダ内に未読を残したままwebにアクセスしなくなり、タイトルだけみて既読にしなかったアイテムのタイトルをまた頭から見直すということがなくなります。さらには、気になった記事はあらかじめキャッシュしてあるのでwebアクセスの時間を気にせず次々に記事をチェックできる、一石二鳥という訳です。
スター入りしたアイテムたちは、のちほど落ち着いて通読し、読み終えたものはスターをはずします。面白かったものやあとで再度読もうと思うものは「共有」をチェックして、別のリーダーである、RSS flash gから読むようにしています。(Bylineでは「共有」アイテムは読めない。)通常のフォルダにもスターフォルダにもアイテムがない状態=未読がない状態となりますが今のところは常に10件程度スターに溜まっている状態が続いている感じで、空いた時間に1, 2件消化するっていうのが流れになっています。
以上のような運用方法でRSSの処理スピードを挙げることができました。盤石の運用方法と感じてます。買って良かったByline。
iPhone 3GSではwebアクセスが高速になり、ここで書いているほどキャッシュの効果を感じないかもしれませんが、iPhone 3Gでもまだまだいけるぞ~という気持ちにさせてくれます。そう言った意味でも、Bylineが大変気に入ってます。