iPhoneでジョギング[2] アプリ編(1) RunKeeper Free

RunKeeper_iTunes.png
(クリックするとiTunesが起動します)

最近、ジョギングを再開させて、すっかりジョギングのお伴にiPhoneを連れて行っています。今まではただのiPodとして連れていた訳ですが、試してみたいことがありました。GPS機能を使った走行ログの記録です。昨年あたりからのマラソンブームで、ケータイでもCMなどでおなじみの機能ですね。iPhoneでは下記のようなアプリが有名どころのようです。

  • RunKeeper(1200円;無料版あり)
  • Distance Meter(350円)
  • iMapMyRun(無料)
  • rubiTrack(1200円 or ライト版115円;Twitterで@wigglingさんに教えて頂きました)

今日はこの中のひとつ、RunKeeperの無料版を試してみました。無料版の制限は特にないようで広告が表示されるだけのようです(iTunes上はよくわかりませんでした)。

<精度面>

手持ちのGPSロガー「Garmin Forerunner 305」と同時に使用してその精度を検証してみました。

まずはトータルの計測結果から。

  RunKeeper   Forerunner 305
距離   3.78km  3.92km

RunKeeperがかなり短めに出ています。これは位置情報測定ポイント数が少ない為だと予想されます。

次に、Google Earth上で両者のパスを比較してみました。RunKeeperForerunnerです。両者が同じパスを通っているのが理想ですが、常にお互いに数mずれています。RunKeeperもなかなか頑張っていますが、Forerunnerの方がほぼ道の上に載っているのに対して、赤のRunKeeperは時折道からはずれています。さらに上記のようにわずかながらForerunnerの方が記録点数が多いように見えます。ちなみに天候は曇りです。

GoogleEarth_GPStracks.png

というわけで、精度の面では、GPSそのものの精度と測定ポイント数が鍵を握ることがわかります。

GPSそのものの精度については、iPhone搭載のGPSそのものの問題でしょう。RunKeeperではできるだけ精度よく測定する為に、WifiをOffにして使用することを勧めています。(周波数帯って一緒だっけか。)ちなみに、わたしが走っているのは下町の住宅密集地帯、さらには鉄道の高架近くとGPSの電波があまりよくない地点のため、Forerunnerも起動時の位置捕捉にいつも5分くらい要しています。そんなForerunnerが苦戦している隣でRunKeeper君は早々に準備OKとなり「Good」って表示してくれていたのですが、結果はこのような差となって現れたようです。

▼RunKeeperのGPS信号補足状況
IMG_0153.JPG

測定ポイント数については、RunKeeper内にそれらしき設定項目"GPS filter"というものがあります。iTunes上の説明ではmidiumに設定して下さいと書いてあります。Highにすると、正確だと判断されたポイントのみを記録として採用するらしく、上記のGPSの精度を上げる方向に働きますが、ポイント数は減ることになります。Noneにすると一切フィルタしない為、ポイント数が増える方向に働きますが、今度はノイズに弱いということになります。変更することで改善が見込めるかもしれませんが、検証の為にはまた走らなきゃいけません('Д`;)そのうち見てみましょう。

<RunKeeperの機能面>

その他、RunKeeperの機能面を見て行きます。

RunKeeperでは、起動時にE-mailアドレスとパスワードを入力することで、自動的にRunKeeper独自のWebサービスへ登録され、測定終了後にログがそちらへ送信されるようになります。

▼設定画面
IMG_0149.PNG

▼サーバーに保存されたワークアウトはwebから閲覧することができます。
◯ログイン
RunKeeper_web.png

◯ワークアウト表示画面;他のGPSログ管理ツール用にGPX形式を、Google Earth用にkml形式をExportすることも可能。
RunKeeper_web2.png

走行中は、下のような画面でリアルタイムに大きな画面で情報を見ることができます。StopとPauseボタンにうっかり触れて計測を止めてしまいそうです。そのため、iPhoneのスリープボタンを押してロックしてもいいと取説が言ってますが、試してません。

▼走行中の画面。(非常にゆっくり走ってますが、つっこみなしの方向で)
IMG_0152.PNG

走り終えると、この記録を破棄するか(Discard)、サーバーへ送るかを聞いてきます。 サーバーへ送れば完了です。上記のようにwebでデータを見ることができます。

<まとめ>

  • 精度面はわずかながら専用ツールには劣りますが、誤差は10%未満(対Garmin Forerunner 305)
  • 専用Webサービスで、データの管理が可能。また、他のGPSログ管理ツール用にGPXやkmlでデータをexport可能
  • 無料!(有料版は1200円で広告無しだけ?)Garmin 305は4万円くらいするのでコストパフォーマンスは十分。
  • これにBluetoothか何かで心拍計がつくとGarminを代替しうるかも。

以上です。

今日も走りながらゆらゆら揺れるイヤフォンのケーブルを見て、早くBluetoothヘッドフォンが届かないかなーと思うジョグでした。

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